銀行入金消込 操作マニュアル(見本)
文書番号CS-SAMPLE-001
版1.0
制定日2026-08-26
最終改訂日2026-08-26
承認者経理部長(見本)
所管部門経理部(見本)
基準時点2026-08-26
クラウド会計ABC(架空の会計ソフト)における普通預金口座の入金消込業務の操作手順。CtrlScribeの出力サンプルとして、統制欄フル装備で生成しています。
対象システム
クラウド会計ABC(架空の会計ソフト。実在システムとは無関係)
対象業務
銀行入金消込(普通預金口座への入金明細と請求書・売掛金の突合)
本書はCtrlScribeの出力サンプルです。架空業務・合成データであり、実在の統制設計ではありません。対象システム「クラウド会計ABC」・登場する会社名・金額・口座番号はすべて架空のものです。
規程準拠規程・関連マニュアル
| 規程・関連文書 | 該当条項 | 関係 |
|---|
| 電子帳簿保存法 | 第7条(電子取引データの保存) | 本手順で扱う入金消込データ・仕訳データの備置に関係 |
| 経理規程(見本) | 第◯条(入出金管理) | 入金消込の承認権限・差額按分の勘定科目を規定 |
流れ全体の流れ
Part 1明細の取込と自動マッチング確認
1クラウド会計ABCにログインする
経理担当のアカウントでクラウド会計ABCにログインします。
ログイン後、左側メニューから「入金消込」を選択します。
1 クラウド会計ABCにログインする2入金消込メニューを開き対象月・対象口座を確認する
「入金消込」メニューを開き、対象月(例:2026年8月)と対象口座(普通預金)を確認します。
対象口座を誤ると消込結果全体がずれるため、必ず最初に確認する。
2 入金消込メニューを開き対象月・対象口座を確認する3銀行明細(CSV)をインポートする
銀行が発行する入出金明細CSVを「明細インポート」タブから取り込みます。
ファイルを選択し、「インポート実行」をクリックします。
3 銀行明細(CSV)をインポートする4自動マッチング結果を確認する
インポート後、システムが自動で請求書・売掛金と突合します。
「自動マッチ」以外(未マッチ)の行を確認し、個別対応が必要な件数を把握します。
この画面の入金元口座番号は架空データですが、実運用では取引先の口座情報が写り込むため、配布前に個人情報マスクの要否を必ず確認する。本サンプルではマスク適用済みの画面を掲載している(マスク前後の比較は本書末尾「個人情報の保護(マスク)」参照)。
4 自動マッチング結果を確認するPart 2個別消込・差額処理
5未マッチの入金を候補請求書と個別に消込する
未マッチの入金について、候補請求書一覧から該当する請求書を選択し、「消込を実行」をクリックします。
5 未マッチの入金を候補請求書と個別に消込する6金額差異(振込手数料差引等)を按分処理する
請求額と入金額に差額がある場合、差額の区分(例:支払手数料)を選択して確定します。
差額の区分は経理規程(見本)に定める勘定科目リストから選択する。任意の科目を新設しない。
6 金額差異(振込手数料差引等)を按分処理する7振込人不明の入金を保留にする
振込人が特定できない入金は、ステータスを「保留」にし、調査状況をメモに記録します。
7 振込人不明の入金を保留にするPart 3承認・確定
8消込結果の承認を依頼する
消込作業が完了したら、経理部長(見本)へ承認を依頼します。
自動マッチング・個別消込・保留の内訳が正しいことを確認したうえで依頼する。
8 消込結果の承認を依頼する9承認後、消込を確定し仕訳を自動転記する
承認完了後、「消込を確定」をクリックします。
確定操作により、普通預金・売掛金・支払手数料の仕訳がクラウド会計ABCへ自動転記されます。
確定後の仕訳修正には別途「仕訳修正」権限が必要(本マニュアルの対象外)。
9 承認後、消込を確定し仕訳を自動転記する統制統制ポイント一覧
| 区分 | No | フェーズ | 統制内容 | 実施者(権限) | タイミング | 証跡 |
|---|
| 入力統制 | C-1 | 消込入力 | 自動マッチング結果に対する目視確認・差異理由の記録 | 経理担当(見本) | 日次(明細インポート後) | 消込結果一覧のスクリーンショット・システム操作ログ |
| 承認統制 | C-2 | 承認 | 消込結果を確定前に経理部長が承認する(ワークフロー承認) | 経理部長(見本) | 日次(消込確定前) | クラウド会計ABC承認履歴(システムログ) |
| 例外処理統制 | C-3 | 例外処理 | 不明入金・金額不一致は保留ステータスとし、原因判明まで確定しない | 経理担当(見本) | 随時(未マッチ発生時) | 保留一覧・原因確認メモ |
上記は見本用の合成データです。実際の統制設計はクライアントごとに、統制責任者への確認を経て個別に作成します(推測で埋めません)。
証跡証跡(記録の所在と保存)
| 記録名 | 所在 | 形式 | 保存年限 |
|---|
| 消込結果一覧(自動マッチング・個別消込・保留) | クラウド会計ABC 入金消込モジュール | システム上(PDF出力可) | 7年 |
| 承認履歴(ワークフロー承認ログ) | クラウド会計ABC 承認機能 | システムログ | 7年 |
| 差額按分・保留の理由メモ | 経理部内共有フォルダ(見本) | Excel/PDF | 7年 |
補足よくある質問(見本)
| Q | 状況 | 対応 |
|---|
| 自動マッチング率が低い場合は? | 摘要欄の表記揺れ(振込人名のカナ表記等)が原因であることが多い。 | 請求書番号を摘要欄に入力してもらうよう取引先へ依頼する運用も検討する。 |
| 按分の勘定科目を追加したい場合は? | 経理規程(見本)に定める科目以外は原則使用しない。 | 科目追加が必要な場合は経理部長(見本)の承認を得る。 |
要確認運用で詰めたい点
- 対象口座を複数持つ場合の消込順序は運用ルールとして別途定める(本サンプルの対象外)
- 差額按分の勘定科目リストの最終確定は経理部門への確認が必要(本サンプルでは見本値を使用)
保護個人情報の保護(マスク)
| 項目 | 内容 |
|---|
| 実施有無 | 実施 |
| マスク対象 | 銀行口座番号(架空データ) |
| 対象画像 | 04_matching_masked.jpg |
| 備考 | 自動マッチング結果一覧に表示される入金元口座番号(架空データ)を cpsr_mask.py で不可逆マスクした例。実データではないが、CtrlScribeの個人情報マスク機能のデモンストレーションとして実際にマスク処理を適用している。マスク前の画像(04_matching_premask.jpg)は比較用に別途保管し、本編の手順(steps)には使用していない。 |
| 実施者・実施日 | 金丸幸樹(Alkes、本サンプル作成者)/2026-08-26 |
判定判定記録
| 設問 | 設問文 | 回答 | 根拠 |
|---|
| Q1 | その手順の誤りは、財務諸表の勘定科目残高・注記の金額を直接誤らせるか | YES | 入金消込の誤りは売掛金残高・現金預金残高の誤りに直結するため |
| Q2 | その業務データ・処理結果はクラウド会計ABCへ仕訳として連携・転記されるか | YES | 消込確定操作によりクラウド会計ABC上で仕訳が自動転記されるため |
| Q3 | その業務は見積り・経営者予測を伴う科目(引当金等)に関わるか | NO | 入金消込は確定した入金事実に基づく処理であり、見積り要素を含まないため |
| Q4 | 法令・規程で文書の備え置きが要求されるか(電子帳簿保存法の操作説明書・事務手続書類、経産省システム管理基準等) | YES | 電子帳簿保存法の電子取引データ保存要件の対象となる会計処理手順のため |
| 項目 | 内容 |
|---|
| 判定結果 | 統制欄運用 |
| 回答者・回答日 | 経理担当(見本)/2026-08-26 |
| 承認者・承認日 | 経理部長(見本)/2026-08-26 |
| ステータス | 承認済 |
改訂改訂履歴
| 版 | 改訂日 | 改訂者 | 改訂内容 | 承認者 |
|---|
| 1.0 | 2026-08-26 | 金丸幸樹(Alkes) | 初版作成(CtrlScribe見本マニュアル) | 経理部長(見本) |